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① 金を増やせばええのか?

単なる「予算を増やせば豊かになる」、単なる「値上げで賃金が上がれば生活がラクになる」

そんな単純な論調が、Xでやたらと流れてくる

たしかに数字だけ見れば、予算を増やせばGDPも増えて、値上げできれば名目賃金も上がる

でも、それだけで家計は豊かになるか?というとそうじゃないと思う

日本経済の停滞は、もっと複雑で固有の事情がある

人口構成、供給力の偏り、資産流動性…

単なる予算論や値上げ論だけでは解決せん問題が、散在してると思うんよね

海外の成功例をそのまま日本に当てはめられるわけでもなく「日本では」どうすべきかということを考えてみたい

日本の経済には、単なる「G(予算増)」や単なる「値上げ」で解決できない固有の課題がある

そもそも「G」というのは経済で使う『国内総生産(GDP)』の式の一部分で、次の式で表される

GDP = C(家計の消費) + I(投資) + G(政府支出) + (X–M)(純輸出)

つまり、「G」は単なる『国が使うお金』のこと

予算を増やせば一時的にはGDPを押し上げるが、それだけで豊かさが持続するわけじゃないんよね

日本の場合、人口構成、供給力の偏り、資産流動性という、他国と一線を画したボトルネックがある

例えば、日本の人口構成を見れば、少子高齢化・人口減という状況

一方で、供給力の面では製造業・先端技術と、介護・小売・観光などの低生産性分野が大きく二極化してる

さらに、家計の金融資産が現預金という「動かないお金」に偏り、投資や循環へ回りにくいという独特の状況もある

単なる予算増や値上げだけで、「一億総中流」の再現をするのは正直難しい